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指揮者だって人間だ

晴れた日には洗濯を。

元古本屋店員が語る本の買取値の決め方と本をちょっと高く売る(ことができるかもしれない)コツ

マンガ 小ネタ

GWいかがお過ごしでしょうか。
私のように自宅とブックオフを往復するような毎日を送ってはいないでしょうか。
ブックオフで20%オフセールをやっていることもあって入り浸っている人もいるかと思うのですが、元古本屋店員の私がバイトしていた当時教えられた古本の買い取り値の付け方を語ってみます。
ちなみに私が働いていたのはブックオフではなく、ローカルな古本屋です。
しかもまあまあ昔の話なので今ではやり方も変わっているかもしれませんが。
古本屋に本を売る際に、ちょっと高く売れるかもしれないポイントも書いてみました。

本の値付けの種類

私が勤めていた店での古本の値段は大きく分けて3種類です。

1.105円
2.本の定価を半額にしてプラス50円したものを50円単位で切り上げ
3.プレミア価格

それぞれ解説します。

(1)105円

置いといても売れないだろ―な―という本。
古い本、マイナーな本、流行りが過ぎて在庫過多な本とかです。

(2)本の定価を半額にしてプラス50円したものを50円単位で切り上げ

主戦力となる本。
なかなか売れなくても一部で人気のある作家の本とかもここになります。
サブカル系とかもここですね。
ちょっと計算方法がわかりにくいのですが、大体半額よりちょっと高いと覚えればよいです。
定価630円の本であれば、半額で315円、50円足して365円、50円単位で切り上げて400円、という感じ。

(3)プレミア価格

希少価値のついた本や高価買取リストに載っている本は特別につけます。
ワンピースの最新刊だったら通常のものより50円とか100円高く売っていました。
うちの本屋では希少本も売っていたのですが、作家ごとに買い取り価格がパーセンテージで決まっており、その中でも特に高価そうなものはヤフオクで値段を検索して値付けしたりしていました。


買取価格の決め方

買取価格はまず本がどのジャンルに属するかを分類します。
最初にチェックするのは(3)かどうか。
プレミア価格をつけなければいけないものを安く買い取ることがないようにチェックします。
いくらに値付けしたらいいか悩むものは(2)にします。
自分の時はみうらじゅんの仏像の写真集をどうするか悩んだ挙句(2)に分類したこととかがありました。

次に(2)か(1)かを考えます。
(1)の場合は問答無用で5円で買い取ります。
社員の人から言われたのですが、うちの店では売値と買値との差が100円以上無いと利益があがらないらしく、105円で売るものは必ず5円で買い取ってくれと言われました。

じゃあ(2)で350円で売る本は250円で買い取るかと言ったらそうはいきません。
100円差でトントンなので買い取るのは大体80円、50円、30円くらいのどれかです。
100円で買い取るのは結構な人気作家です。
当時だと浅野いにおレベルの人気作家。
どこに分類するかは買い取る人のセンスもあります。
その時の在庫状況や掲載紙、話題性などを考慮して値付けします。
ここが買い取る人の腕の見せどころで、私も買い取り仕立ての頃は「いや、岡崎京子は100円で買い取らなくていいから…」と言われたりしました。
個人的な感情を入れないことがポイントです。

ですが(3)の場合は350円で売るものを250円で買い取ったりもします。
この場合ほとんど利益はゼロです。
そうまでしてなんでプレミア本を買い取るかというと、ほとんどは客寄せのためです。
最新の本が置いていない本屋には人が寄り付きませんからね。
つまり古本屋を支えているのはほとんど(2)なんです。

ちょっと本を高く売る(ことができるかもしれない)コツ

最後に本を高く売るために私がやっていることを書いてみます。
本を綺麗に保つ、売る前に軽くふくなど色々あるのですが、一番効果があると感じているのは本の値付けシールを剥がしてから売るということです。
古本で買った本の場合は値付けシールがついていますよね。
これを必ず剥がしてから売ったほうがよいです。
特に100円シールが貼っている本は必ず剥がしましょう。

なぜかというと105円だった本を(1)以外の分類で売ることはまず無く、自然と5円で買い取ることになってしまうのですが、105円だったとわからなければ店員によっては(2)に分類するかもしれないのです。
5円で買い取られるはずだった本が30円や50円で買い取られたこともたくさんありました。
小さな差かもしれませんが、何冊もあれば数百円の差になったりしますので馬鹿にできません。
新しい本が一冊買えます。

注意するのはシールをはがしやすい素材かどうか確認すること。
ジャンプコミックスのようにツルッとしたカバーだったらいいのですが、バガボンドのようなカバーだったら破けてしまうかも可能性もあるのでやめておいたほうがいいかもしれません。
GWにたまった本をお売りに行く際にはぜひお試しください。

富士山さんは思春期 : 3 (アクションコミックス)

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