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指揮者だって人間だ

晴れた日には洗濯を。

残さず食べなくてもいいと言っていいのだろうか

考え方 生活
いま、子どもの食べ物の好き嫌いへのしつけについてちょっと悩んでいます。
私は個人的にはどうしても食べられないものは残してもいいんじゃないか派です。
たまに外食とかでどうしても食べられないものを残した時に、友人に「ちゃんと全部食べなよ!」と怒られることがあるのですが、正直なぜ全部食べたほうがよいのかわからない。
嫌いなものを食べてストレスを得るよりは残しておいた方が明らかによい。
残さず食べた方がよい、という理屈がいまいちピンとこないんです。

 

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私は親から「食べられなかったら残してもいいんだよ」と言って育てられました、というとすごく甘やかされてきたように聞こえるのでしょうか。

もちろん好き嫌いはない方がいいし、ピーマンが食べられない時に「ほらピーマンおいしいよ」と言って勧められたりはしたのですが、決して強制はされませんでした。
この教育方針には理由があって、私の父の胃腸と関係しているんです。
 
私の父はとても胃が弱く、油物を食べ過ぎるとすぐに胃が痛くなって寝込んでしまうような人でした。
胃に穴が空いて入院したことも何度かあります。
そのため父は食べられるものと食べられないものがはっきりしており、例えば晩御飯にトンカツが出ても父だけは焼き魚だったりしました。
その分料理の手間はかかったと思いますが、母は元来料理好きなので1回の食事で様々なバリエーションをつけることを楽しんでやっていたように見えます。
そんな父ですから子どもに対してはあまり「これを残さず食べなさい!」と強くいうことはありませんでした。
 
推測なのですが、父は会社の人との付き合いでの食事では結構無理をしていたのではないでしょうか。
本当は胃によくない油物やお酒を付き合いで食べたり飲んだりすることがあった。
その結果、体にダメージを負って、最悪の場合は入院に至る。
いまなら「そんな付き合い断ればいいじゃん」とも思うのですが、昔の勤め人はそうもいかなかったのかもしれません。
自分に辛い経験があったからこそ人に食べ物を勧めることにためらいを感じるようになったと思うのです。

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そういうしつけを受けてきた私は、食べ物を残すことにそれほど抵抗を感じなくなりました。
家で嫁さんが作ってくれた料理に関しては作ってもらった感謝をこめてできるだけ食べるようにしていますし、量が多いものは置いておいて後で食べたりもしますが、外食などで食べられない場合は手をつけません。
無理やり食べて嫌な気分になるくらいなら食べない方がいいじゃんという考えです。
もちろんできるだけ店のロスが少なくなるように、事前に分かっている場合は「これこれを抜いておいてください」と言って注文しますが、コースで出てきた場合など自分の認識の範囲外で出てきてしまったものに関しては食べずにそのままお勘定することもあります。
 
私が小学生のころは先生によっては給食を全部食べ終えるまで席を立つことを許さない先生もいて、昼休みに泣きながらブロッコリーを食べたりもしていましたが、教育であそこまでの完食への強要が必要だったのかなーといまになっては思うのですよ。
意外と大人でも好き嫌いって持っているんですよね。
トマトが嫌いとかネギが食べられないとか。
そういう人がダメな大人ばっかりかというとそんなことはなくて、どうしても食べられないものがある人でも立派な社会人としてやっていけている人はたくさんいるわけで。
 
嫌いな食べ物が少ない方がいいのはわかります。
そりゃなんでも食べられるのであれば、それにこしたことはない。
ただ、食べられないものをどこまで強要して食べさせるのか、というさじ加減に悩んでいるわけです。
残さず食べられる方がベター。
しかし、ピーマンを食べることを嫌がる子どもに私はどれだけの力を持ってピーマンを食べさせればよいのでしょうか。 

 

好き嫌いで人事

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