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指揮者だって人間だ

晴れた日には洗濯を。

嘘を発信することと嘘かもしれないことを受信すること

考え方 ネット

ツベルクリンさん(id:juverk)さんのブログが発端となり、嘘についての議論が盛り上がっているようです。

 

個人ブログの嘘はどこまで許されるのかなって話 - ネットの海の渚にて

作り話をさも体験談のように語る弊害について - ←ズイショ→

ブログに嘘を書き続ける嘘吐きの戯言。 - 隠れ家日記


私もちょうどインターネット上の情報の嘘について考えていたので、これをきっかけに嘘に対する私の考えをまとめてみました。

 

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まず情報を発信する側の嘘について。

私はブログを書く時に「嘘と捉えられそうなことは書かないようにしよう」と心がけています。

嘘は書いてもいいとは思うんです。

自分の体験したことに少しだけ脚色を入れることによって、自分の身元バレを防いだり、記事を見て喜んでくれる人が増えるのであればそれは誰も損することがないいいことであるとも思います。

ただ、バレる嘘はいけない。

嘘ってついた本人が思っているより嘘ってわかるんですよね。

うまく説明できませんが、臨場感のなさというか、具体性の無さというか、「本当にこの商品、自分で買ったの?」っていうのがなんとなく臭います。

一度嘘ついてそうだなと思われたらもう信頼回復って難しくって、ほぼ不可能と言ってもいいんじゃないでしょうか。

それを防ぐためにたとえ本当のことであっても、嘘っぽいことは書かないようにしています。

そういう意味では、発信する側が気をつけるべきは「嘘を書かないこと」よりも「真実であっても嘘と捉えられそうなことは書かないこと」なのかなとも思います。


+++ 


次に情報の受け手側の話。

コンビニに「本当にあった〜〜な話」というたぐいの実話投稿型漫画雑誌がありますよね。

私は個人ブログの信憑性はあれの真実度に近いと思うんですよ。

「本当にあったとはいいつつも面白がらせるために盛ってるんじゃないのー?」という目線で読むのが正しいのであって、「へえへえ!本当にあったんだな!」と思って読むのはなんだかちょっとズレてる気がするのです。

昔ガンガンの柱(ページの端っこの縦長のスペース)に「ムドーのモデルは織田無道」みたいな読者投稿のドラクエ都市伝説みたいなのが載っていてそれが結構好きだったのですが、温度感的にはそれにも近いです。

嘘かもしれないけどそれもコミで楽しむというか……くだらねーとは思いつつ「実は本当なのかも…」みたいな真実と虚構があいまいだからこそ生まれる浮遊感がとても素敵でした。

 

別に個人ブログを全て本当だと信じるのが悪いと言っているわけではないのですが、私は裏切られてガッカリしたくないんです。

嘘をつかれて悲しかったりショックを受けるのって、この人は自分に本当のことしか言ってないのに嘘をついてたんだ!と気づいてしまった時なので、それなら嘘を含んだ面白い話を聞かせてくれてると思いながらみればいいと思うのですよ。

 

基本的に、真実を知りたい時は信頼あるソースを当たるしかないと思います。

集合知を使う方法とかもありますが) 

新幹線の時刻表を調べたい時には個人ブログを当たるより新幹線の公式ページを見た方が断然いいですし。

そこで個人ブログに載っていた情報をうのみにして「あなたのせいで新幹線に乗り遅れた!謝ってください!」というのは違う気がするんですよね。

発信者に責任のない情報を信じてしまうことの方が間違っているというか。

発信者が「これは真実です!」と言って嘘を発信することに対して不誠実だなという感情を抱きはしますが、そこに責任を求めるのは筋違いだと思います。

 

じゃあ嘘があふれているWebが暗黒帝国なのかというとそんなことはなくて、むしろ嘘がまかり通っているから面白いとさえ感じます。

東大生が小学生のふりをして知恵袋でポケモンの質問をしているかもしれない。

小学生が中年管理職のふりをして若手サラリーマンの悩み相談にのっているかもしれない。

ラジオ番組のハガキ職人とかでもそうですが、すごく頭のおかしいビビッドな文章を書いてくる人がどんな職業についてどんな生活を送っている人なのかとかは曖昧で謎だからこそいいんです。

明かされないからこそロマンがある。

生きている状態と死んでいる状態が重ね合わせられたシュレディンガーの猫のように、真贋が不明な真実もそれはそれでなかなか楽しいもんだと思います。

 

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