指揮者だって人間だ

晴れた日には洗濯を。

悩みを言い当てる人

3日ほど前のエントリーで恐縮なのですが、この話がとても面白かったです。 

思ったことを口に出す後輩

特に課長が泣いたくだりがとても興味深い。

誰だって悩みはあって、その悩みを指摘されたいんですよね。


あたりまえだけどなかなかできない 叱り方のルール (アスカビジネス)

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一昔前、細木数子がブームになった時に細木数子にボロカスに怒られて泣きながら「ありがとうございます」って感謝する番組がありましたよね。

見ていた当時は、なんで怒られてるのに感謝してるの?そういうタイプの人なの?と思ってましたが、怒られる褒められるにかかわらず人って悩みを言い当てられると嬉しいんだと思います。

誰にも相談できなかった悩み事をズバリ見抜かれると「そうなんですよ!」とその人のことを信用してしまう。

細木数子は正論や正しいことを臆面なく言えたり、問題解決能力が高かったから感謝されたのではなくて、その人の本当に悩んでいるところがどこかを見抜くのが得意で、そこをズバズバ指摘して行ったから人気が出たのだと思います。


指揮者もそうです。

信頼を得るのがうまい指揮者は合奏で上手にミスを指摘して、奏者の心をがっちり掴みます。

昔ちょっと嫌なことがあって臨んだ合奏で、指揮者に「どうした?今日は音が沈んでるね」と言われた時はシビれました。

そうです!そうなんです!と。

奏者の機嫌を損ねないように丁寧にミスを指摘するとか、角を立てない物言いをするとか、リーダーにはそういうテクニックも必要だとはおもうのですが基本は奏者のことをよく見ているかどうかなんですよね。

気持ちの浮き沈みまで音に出ていることがわかる指揮者であればこちらも信頼しますし、そんな人に「お前はもっとできるはずだ」と言われたら自主練とかして超頑張っちゃいます。

こういう信頼関係ができている中で怒られるのはそれほど苦じゃないです。

この人も自分のためを思って怒ってくれてるんだと思いますからね。


逆に全然シビれない指揮者は当たり前のことしか言わない人です。

「もっと音を大きく!」とか「もっと美しい音で!」とかですね。

こういう誰でも言えるし誰にでも言えるような指摘ばかりするひとは正直あんまりついていこうとは思いません。

「もっと綺麗な音がでるでしょ!」と言われても本当に私たちの力量をわかった上でそう言っているのかと思ってしまいます。

正論って全く悩みを解決しないので心に響かないんですよね。


悩みを見抜くのはかなり難易度は高いと思います。

悩んでいることに気づかないことすら多いです。

だからこそ悩みってわかってもらえると嬉しいし信用につながる。

誰だって悩みを共有したいですし、誰だって自分の苦しみをわかってほしいと思ってるんじゃないでしょうか。

 

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