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指揮者だって人間だ

晴れた日には洗濯を。

優しい人ほど他者に期待しない

「成人すること」と「大人になること」は違う - ゆーすとの日記

ちょっと時差が空いてしまいましたがこの記事を読ませていただいて…。

「大人になるということは他人に期待をしないこと」というのは確かにそうかもと思いましたが、私は「優しい人ほど他人に期待をしていない」とも思います。 

 

人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

 


フールプルーフという言葉をご存知でしょうか。

製品設計などで使われる用語で、ユーザーが誤った操作をしても事故に繋がらないような設計のことを指します。

直訳すると「愚者にも耐える」という意味です。

例えば赤ん坊が誤飲しないよう、おもちゃを子供の喉より大きく作ったりするのもそうですし、消火器が誤作動しないようにピンを抜かないと薬剤が出ないよう設計されているのもそうです。

 

フールプルーフはユーザーに期待をしない、という思想です。

「ユーザーは賢い人ばかり。間違った使い方なんてするわけない」ではなく「ユーザーは何をするかわからない。想定していない使い方をするかも!」と考えて、常に安全性をユーザー任せにせず自分たちで引き受けようとします。

この責任を引き受けることこそが「優しさ」だと思うのです。

 事故がなくならない理由(わけ): 安全対策の落とし穴 (PHP新書)

事故がなくならない理由(わけ): 安全対策の落とし穴 (PHP新書)

企業の場合は事故を起こすと責任を問われるため義務として取り組んでいる面ももちろんあると思います。

しかし常に「この製品をわかりやすく事故がないように使ってくれるには…」と追及することは、温かみを感じないでしょうか。

重要な決定の前に「本当によろしいですか?」と一つ質問を挟むだけでも、私はそこに優しさを感じるのです。

 

企業ではなく、人間で考えてみます。

優しい人は自分のコミュニケーション能力を決して過信していません

「伝わっていないかな」「大事なことをわかってもらえたかな」と常に不安をもって話をし、伝わりやすいよう工夫をします。

飲み会の案内メール一つとっても、すごく丁寧にわかりやすく書いてくれる人がいますよね。

あれなんかまさに「優しい人は他人に期待をしない」典型例だと思うのです。

「自分のメールの意図を読み取ってもらえるはずだ」と安易に期待せず、「これでもわかりにくいかな、こうしようかな」と四苦八苦して文面を考える。

不器用に見えるかもしれませんが、私はそこに優しさを感じてしまいます。

大人になるのが期待しないことであれば、優しくなるのも大人になる条件かもしれませんね。

  

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