指揮者だって人間だ

晴れた日には洗濯を。

しゃべらないというサービス

この記事を楽しく読ませて頂きました。

 

僕がいちばん苦手な「サービス」の話 - いつか電池がきれるまで

 

根掘り葉掘り聞いてくる床屋さん、いますよね。

私も苦手だなーと考えていると、昔見たしゃべらないキャバ嬢の話をおもいだしました。


ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと

ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと

 

 

桜玉吉の「幽玄漫玉日記」という漫画の中で、作者が友人を連れてキャバクラに行くエピソードがありました。

自分たちの素性を隠して高級キャバクラに行って遊んでみるという趣旨だったと思うのですが、私が驚いたのはそこで書かれていたキャバ嬢たちのサービススキルの高さ。

そのお店ではただ馴れ馴れしく話しかけるのではなく、ちゃんとお客さんの性格を見て、接し方を変えてサービスをしていたようです。

 

おだてられるのが好きなお客さんは、とことんおだてる。

泣き上戸のお客さんには、同調して慰めたり一緒に悲しんだりする。

そしてほとんどしゃべらないお客さんには、キャバ嬢もほとんどしゃべらず無言でサービスをする

無言ではあるけれどもいいタイミングでタバコに火をつけたりはするそうで、気配りはしつつ言葉をなるべく使わないコミュニケーションをはかっていたそうです。

 

おしゃべりしにくるであろうキャバクラで、しゃべらないようサービスするってすごいことなんじゃないでしょうか。

私はいわゆるキャバクラに行ったことがないのでわからないのですが、なんとなくキャバクラってガチャガチャやかましく、どの人も声を張り合ってしゃべっているものだと思っていました。

よく考えてみたら連れ立ってキャバクラに来たお客さんの中には、キャバクラで喋りたくなんかないよという人も必ず一定量はいるわけで。

吃音症のように、発声自体にコンプレックスを持っているお客さんだっているかもしれません。

そのお客さんんが「話したくないし、話しかけて欲しくない」と思っているのであれば、一番のサービスはやはり「会話しない」ことなのでしょう。

もてなす側の一方的なサービスでなく、本当に顧客が望んでいるサービスは何かを考えると確かにそこに行き着くよなと思った、目から鱗のエピソードでした。

 

「うれしいでしょ?うれしいでしょ?」という押し付けのサービスは時にエゴになり、本質を見極めて、「お客さんには喜んでもらう」という最終目的を見失わないことが大事なんだなーと感じたお話でした。

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