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指揮者だって人間だ

晴れた日には洗濯を。

プレッシャーに打ち勝つために

考え方

昔一緒に演奏していたトランペット奏者の人で、べらぼうにうまい人がいました。

彼のすごいところは音をはずさないところ。

経験者ならわかるのと思うのですが、トランペットは同じ指で違う音をいくつも出す楽器です。

高い音を正確に百発百中で当てるのには技術はもとより何よりプレッシャーに打ち勝つ強い精神力が必要で、練習ではうまく行っていたのに本番ではまるで駄目だったということもよくあります。

彼はいわゆる「本番に強いひと」だったのです。

 

以前、こう質問したことがありました。

「なんで百発百中なんですか?どうやったらそんなにプレッシャーに強くなれるんですか?」

彼いわく

「誰だってできるよ。

   とにかく練習する。

 100回連続で成功するまで練習する。

 100回連続で成功したら101回目に失敗するとは思わんだろ?

 

本番に強くなる―メンタルコーチが教えるプレッシャー克服法

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とにかく場数を踏む

 

誰だって出来る、というのはさすがに言いすぎじゃ…と思いましたが、この発言にプレッシャーの正体を見たような気がしました。

結局、プレッシャーは自信の無さがすべての原因であり、プレッシャーに打ち勝つためには自信をつけるしか無いのだと。

そして自信をつけるには場数を踏むしか無いのだと。

 

自分は指揮で緊張することはあまりありません。

10人の前で指揮するのも1000人の前で指揮するのも大した違いはないと思っています。

自分は元来緊張しないたちなんだなと思い続けていたんですが、会社に入って最初のグループへの自己紹介で見事にアガってしまいました。

「えっと…自分は……やりたいことは…」とほんの数人の先輩の前でどもってしゃべることができませんでした。

 

1000人の前での指揮は緊張せず、数人の前の自己紹介でなぜ緊張したのか。

その時は不思議でしたが、今となってはよくわかります。

人間は場数を踏んでいない環境ではアガってしまうようです。

それはおそらく防衛本能に基づいたもので

 

初めて遭遇する環境→状況を把握するために全神経を緊張させる→会話などの処理にリソースがさけなくなる

 

という仕組みなのでしょう。


たとえば先ほどの自己紹介であれば、しゃべる内容を紙に書いて何回か音読していただけでも緊張はだいぶほぐれていたかと思います。

プレッシャーに打ち勝つために必要なのは、自分を納得させることができるほどの自信のみ。

そして自信は場数を踏むことで付けることができる、というお話でした。

 

プレッシャーに強くなる技術 (PHP文庫)

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プレッシャーを味方にできる人 50の方法

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