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指揮者だって人間だ

晴れた日には洗濯を。

私は再びサンタを信じている

こどものころ、私はサンタを信じていた。

いい子にしているとプレゼントがもらえるという契約を疑わずに、12月にはわがままを言わず、好き嫌いをせず、早く寝るようつとめた。
楽しみだった。
喜びだった。

 

少したって、サンタが存在しないと知った。
サンタは大人が作ったウソで、クリスマスにかこつけてプレゼントを買わせて経済を回すためだけの方便と信じ、ベッドに靴下を吊るすのもやめた。
サンタを信じて親の言うことを聞いていた自分が情けなくもあった。
プレゼントは嬉しかった。
ただ、クリスマスというイベントはわずらわしかったし、サンタという茶番を半笑いで眺めていた。
 
 
大人になった今、私は再びサンタを信じている。
私がサンタになったからだ。
自分がサンタになるなんてこどものころには思いもしなかった。
が、実際なってしまったのだ。
こどもが驚く顔を想像しながらプレゼントを考え、選び、ラッピングしてもらい、クローゼットに隠しておく。
ケーキを用意して、こどもに早く寝るようにいい、物音で起きないかドキドキしながらプレゼントを枕元に置く。
そして今、改めて喜びと楽しみを感じている。
サンタである喜びを。
 
 
サンタを信じているこどもにも、サンタを信じていないかつてこどもだった人にも、サンタになってしまった人にも。
メリークリスマス
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